【外壁塗装】塗り方の種類とメリット・デメリットについて

2023.09.06

大分県で外壁塗装・屋根塗装を承っております、堤塗装工業の堤です。

外壁塗装における外壁の塗り方は、主に2種類あります。
それが、ローラー塗装と吹き付け塗装です。
検討した際に業者に訊かれて、どちらがいいのか迷った方もいるかもしれません。
「こういう塗り方があると聞いたのだけど」と、お客様がご自身で調べて、ご質問いただいたこともございます。

塗装のことは良く分からないし、恐らくどちらを選んでもいいのだろうけど、向き不向きがあるなら……
知っておくに越したことはありませんね。

今回は塗り方の種類と、そのメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
どちらにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ 外壁の塗り方は2種類

・ローラー塗装

ロール状になった毛やスポンジに塗料を含ませて、転がしながら塗る方法です。
現在、ほとんどの外壁塗装はローラー塗装で行われており、塗装する外壁材・屋根材を選びません。
ローラーは通常現場ごとに使い捨てるので、使いまわされて仕上がりが落ちる、ということはないでしょう。もし使いまわされていたら、悪徳業者の可能性があります。

・吹き付け塗装

機械を使って塗料をスプレーのように飛ばし、塗装する方法です。
ローラー以前は主流の塗り方でしたが、窯業系サイディングという外壁材が増えたほか、技術が求められることから、少数派へと転じました。
機械に塗料を充填するので、ローラーのように使い捨てにすることはありません。

■ それぞれのメリット・デメリット

メリット デメリット
ローラー塗装 ・どの職人でもクオリティが一定
・飛び散りが少ない
・騒音が発生しない
・時間がかかる
・仕上がりは画一的
吹き付け塗装 ・時間がかからない
・塗装面積が広いと高効率
・多彩な仕上がりが可能
・塗料のロスが多い
・職人の腕が問われる
・飛び散りの懸念がある

・ローラー塗装

ローラーは多くの外壁塗装で用いられている塗り方なので、基本としてバランスがよく無難といえます。
住宅が密集した場所などは、吹き付けによる飛び散り・騒音が気になることが多く、トラブルの回避にも役立つでしょう。
ただ、手塗りのために時間がかかってしまう点、表面の仕上がりが画一的な点がデメリットかもしれません。

・吹き付け塗装

吹き付け塗装の長所は、作業効率の良さ。
少ない動きで塗装ができるため、作業にかかる時間がローラー塗装より早く、施工期間が短くなるでしょう。
骨材を混ぜて、リシン・スタッコ・タイル吹き付けといった、表面が重厚な仕上がりになる塗装も可能です。
弱点として色むらが生じやすく、技術が必要なため、吹き付け塗装のできない業者もおり、選択できない場合もあります。

■ どちらを選ぶべき?

これらの塗り方には一長一短がありますが、どちらを選ぶべきなのでしょう?

・隣家、車の距離が近いならローラー

都市部や住宅の密集した場所だと、ローラー塗装が向いているでしょう。
吹き付け塗装は風にのって塗料が飛び散りやすく、隣家や車に付着するとトラブルの元になりやすいです。飛び散り防止のために、養生は入念に行われますが、比較するとローラーのほうが養生にかかる費用が少なめになります。
また、隣家との距離が狭いと物理的に吹き付けが難しく、シンナーを使う油性塗料だと、ニオイが気になりやすいでしょう。

・大きな建物なら吹き付け塗装

大きな建物、もしくは近隣の建物と距離がある場合は、吹き付け塗装が向いているかもしれません。
吹き付け塗装はローラー塗装に比べて、施工にかかる時間が短いため、塗装範囲が広いとより効率的に作業が進みます。そのため、同じ範囲をローラー塗装で行うよりも、人件費が安くなるでしょう。

・無難に最低限でいいならローラー

とりあえず無難で、最低限の役割を果たしてくれるなら、という場合はローラーを選択しましょう。
吹き付け塗装は腕のある職人なら問題ありませんが、色むらが出やすいため、数年後に施工不良として不具合が生じる可能性があります。そうなると、場合によっては補修費がかかってしまい、費用面での負担が出てきます。

・費用が安いのはどっち?

できるなら費用が安くなるほうを選びたい、と思った方は多いかもしれません。
しかし普通の戸建て住宅の場合だと、費用についてはほぼ同じ、といったところです。
塗装にかかる費用は、塗料のグレードを加味して塗装面積で算出しますが、その実さまざまな要素を考慮した費用設定がされています。
ローラー塗装は、時間がかかるので人件費も高いですが、飛び散りや塗料のロスが少ないので養生費・材料費は安いです。
一方吹き付け塗装は人件費がかからず、その点において優秀ですが、塗料を20%ほど余分に使うため、養生費・材料費がかかるでしょう。
どちらも差し引きゼロが生じているのですね。

大きな建物だと、吹き付け塗装の恩恵を受けやすいですが、そうでないならローラー塗装でも問題ないといえます。

■ 大分県での外壁塗装は堤塗装工業まで!

堤塗装工業は、大分県にて外壁塗装・屋根塗装を承っております。
塗装に従事して30年の豊富な経験と、累計2,000件の施工実績がございますので、初めての外壁塗装もお任せください。

塗り方についてのご要望・ご質問があれば、お気兼ねなくご相談いただけますと幸いです。
以下よりお見積り・調査の依頼・ご相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。

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■ まとめ

ローラー塗装・吹き付け塗装は、どちらも向き・不向きがあり、建物や環境によっては使い分けたほうがいいでしょう。
塗り方によって費用が変わることは少ないので、特別な要望がなければ職人に任せてしまっても問題はありません。

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