大分県で外壁塗装・屋根塗装を承っております、堤塗装工業です。
外壁塗装には欠かせない「養生」。
しかし一体何をするのか、いまいちピンと来ない、という方もいるかもしれません。
養生とは、塗装をしない玄関ドアや窓をビニールで覆ったり、塗料の飛び散りを防ぐために車などを不織布で覆ったりすることです。
これによって塗装の質を高められるほか、トラブルを防げるので、外壁塗装においては避けては通れない作業といえるでしょう。
今回は養生がなぜ必要なのか、しないとどうなるのかについて、ご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。
■ 養生の役割とは?
養生の役割としては、大きく3つほどが考えられます。
・塗らない部分の保護
養生では、塗装を実施しない床、郵便受け、玄関ドア、メーターボックスをビニールなどで覆って保護ができます。
塗料は軽い付着や付着してすぐなら、剥離剤を使用して落とせますが、広範囲の飛び散りや時間が経っている場合は難しく、トラブルを招くこともあるでしょう。
養生で無用なトラブルを防げます。
・きれいに仕上げるため
塗装する場所と塗装しない場所をマスキングテープで区切るため、ぎりぎりまで塗装することができます。
塗装で守りたい外壁はしっかり塗れるため、より高い効果を得られるほか、仕上がりもきれいになるでしょう。
・故障を防ぐ
窓のサッシといった、細かい溝があるようなものは、塗料が入り込むと故障の原因にもなります。
給湯器や室外機も、塗料の入った場所が悪ければ、故障するかもしれません。
買替えやリペアの必要が出てきてしまうので、これらのトラブルも防げるでしょう。
■ 養生しないとどうなる?
養生は必ず行われますが、もし行わなかったらどうなるのでしょうか。
・近隣トラブルの可能性
近隣の植木、車などに塗料が飛び散ってしまい、付着してしまうかもしれません。
落とせなくなると、損害賠償を求められる可能性もあります。
この場合、責任を負うのは業者側ではありますが、施主側も責任の一端を担っているため、賠償金の支払いも考えられます。
・土壌汚染も
油性塗料だと有機溶剤を使用するほか、塗料そのものに顔料が含まれているため、土に落ちると土壌汚染が起きる可能性も。
現在の塗料は、水銀をはじめとした有害な顔料の使用量が少なくなっており、早めに発見すれば土ごと処理して対処することもできます。
ただ、気づかずにそのままだと、植物はもちろん、人体への影響も考えられるでしょう。
■ 養生期間中の注意点
養生しているときは、このような点に注意しましょう。
・窓を開けられない
窓は基本として養生を行うため、開けられなくなります。
もし開けてしまうと養生のビニールが破れて、もう一度張り直しになることも。
換気を行いたい場合は施工業者に話しておき、穴を空けてもらうなどの対応をお願いしてみましょう。
なお、換気扇の口やエアコンの室外機がふさがれることはないので、こちらは安心して使えます。
・植木などが枯れる恐れ
外壁の近くに植木・菜園などがある場合は、ビニールで覆われて養生されるのが一般的です。
しかし、夏場だと密閉状態になるため内部が高温になり、枯れる恐れがあるでしょう。それ以外の季節でも、ビニール内部での換気が行われないため、二酸化炭素・酸素を取り込めず、弱ることがあります。
密閉せず隙間をつくるなどの方法は取れますので、こちらも施工業者に相談しておきましょう。
■ 大分県での外壁塗装は堤塗装工業まで!
堤塗装工業は、大分県にて外壁塗装・屋根塗装を承っております。
塗装に従事して30年以上の経験がございますので、丁寧かつ高品質な外壁塗装が可能です。
養生をはじめとした飛び散り対策はしっかり行うため、近隣トラブルの心配はございません。
そのほかご不明な点・相談したいことがございましたら、いつでもお伺いいたします。
以下よりお見積り・調査の依頼・ご相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。
■ まとめ
外壁塗装における養生は、塗装しない部分の保護、塗装の質向上、設備機器の故障防止の目的で実施されます。
基本として入念に行われる作業ですが、施工業者によってはずさんなこともあるため、できるだけ実績のある施工業者を選ぶようにしてみてください。
なお、養生中は窓を開けられないほか、養生で覆われる植物が弱る恐れがあるため、気になる時は施工業者に相談して対応を求めましょう。